DV男と別れられない私の3歳下の妹。会えば必ずまた暴力をふるわれるとわかっているのに、なぜ別れらないのか

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DV男と別れられない私の3歳下の妹。会えば必ずまた暴力をふるわれるとわかっているのに、なぜ別れらないのか
DV男と別れられない私の3歳下の妹のことでご相談です。妹にはじめてできた恋人が暴力を振るうので、相手に抗議しようと思いましたが、妹がやめてくれと懇願。なぜ別れらないのか妹のことがよくわからなくなりました。妹と別れさせる方法はないでしょうか。

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相談内容

私の3歳下の妹のことでご相談です。

私たちは2人姉妹で、小さい頃から妹とはすごく仲がよく、何でも相談しあってきました。

妹は異性関係は奥手なほうで、はじめて恋人ができたのが大学3年のときです。

たびたびおしゃれして出かける妹を私はほほえましく眺めていましたが、ある日、妹の腕にアザがあるのに気がつきました。

どうしたのかたずねると転んだといいます。

翌週は太ももにも青あざがあるのを、着替えしているときに偶然見てしまいました。

このときも転んだと言っていましたが、転んでアザができるような場所とも思えず、変だなと思ったのです。

そしてついに顔に殴られたようなアザを作って帰ってきました。

その日はデートだったので、つきあっている恋人(仮にA夫とします)に何かされたのかと聞くと、妹はしぶしぶ認めました。

それでも「大したことじゃない」「自分が怒らせるようなことをしたから彼は悪くない」とA夫をかばいます。

私はどんな理由があっても暴力をふるうなんて許せない、とA夫に抗議しようと思いましたが妹がやめてくれと懇願するので、それだけは思いとどまりました。

でも妹のためにも、そんな男とは別れたほうがいいと繰り返し言うと、妹もわかってくれました。

それからは携帯の番号も変え、乗る電車も変えて、大学へは変装まがいのことをして通いました。

ところが2週間もしないうちに、妹は自分からA夫に連絡をとり、会っていたのです。

そしてまたアザを作って帰ってくるようになりました。

近くにいるから未練があるのかもしれない、いっそ物理的に遠くなってしまえば離れられるのではないかと、私は親に相談して隣県に住む祖母の家にしばらくのあいだ遊びに行ってくればと送り出しました。

もちろんA夫とはきっぱり別れるようにと妹に言い含めてのことです。

妹も「A夫とはもう別れる」とはっきり言っていたので、これで安心と思っていました。

それがまた1ヶ月もしないうちに、また妹からA夫に居場所を教えてしまったのです。

会えば必ずまた暴力をふるわれるとわかっているのに、なぜ別れらないのか妹のことがよくわからなくなりました。

かといってこのままずるずると結婚でもされたら、A夫は私の義弟となってしまいます。

それだけは嫌なのですが、妹とA夫を別れさせる方法はないでしょうか。

回答

それは妹さんがご心配ですね。

いつか大怪我をさせられるのではないかと気が気でないこととお察しします。

妹さんをA夫さんから離してもまた自分から戻ってしまう、DV被害にあっている女性にはよくあることです。

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でも決して妹さんは、暴力をふるわれることを望んではいないのです。

むしろ、暴力をやめてほしいと心から思っているはずです。

それなのになぜ自分からA夫さんと接点を持ってしまうのでしょうか。

ご相談者が妹のことがわからない」というのはこの点ですね。

ひとつには、暴力をふるう人というのは、殴ったり蹴ったりしたあとで泣いて相手に謝ることが多いのです。

「もう二度としない」とね。

そしてうってかわったように優しくなり、「愛しているから離れないでくれ」「お前がいないと生きていけない」などと口説きます。

相手の好きな服やアクセサリーなどを買ってくれることもあるでしょう。

そうすると、殴られた相手は、もう暴力はやめてくれるだろう、と期待します。

そのあとはまるで付き合い始めた頃のように仲良くなるのです。

これを「ハネムーン期」といいます。

ハネムーンというだけあって、この蜜月は長くはつづかず、また暴力をふるうようになります。

そしてまた暴力の後は泣いて謝りハネムーン期へ、とこのサイクルが延々とつづきます。

もうひとつ、殴られる側が殴る人から離れられなくなってしまうのは、「自分がこの人を支えている」という自負があるからです。

「自分がいないとこの人はだめになってしまう」、それが殴られる側のアイデンティティーになってしまっているのです。

だから離れられない。

それでもひどい暴力のすえに、もうダメだ、逃げようと決心することもあるでしょう。

妹さんが「もう別れる」と言ったのは、もうこの暴力には耐えられない、と思ったからでしょうね。

ところが、そうしたひどい暴力を受けた人は、逃げても相手に見つかるのではないか、見つかったら今まで以上の暴力が待っている、と不安にさいなまれるようになります。

その不安と、いつ見つかるかという緊張が極限にくると、耐えられなくなっていっそ自分から見つかってしまおう、と思うようになるのです。

周りからみたらわざわざ相手のところに戻ってしまったり、自分から見つかるような行動をしてしまったりするのは、そうした理由によるものです。

このように、殴られ続けた人というのは、思考力も判断力も歪んでしまっていることが多いのです。

ですから、仮に妹さんがA夫さんとうまく別れられたとしても、自分はいつか暴力を受けるに違いない、殴られるに決まっている、と常に不安を抱いたまま、次の相手とつきあうことになるでしょう。

そして殴られない期間が長いほど、その不安と緊張は高まり、自分から暴力を起こさせるような、相手を怒られるようなことをしてしまいがちです。

こういう人は周りから見たら「DV男ばかり選んでつきあう」と思われがちですが、被害にあっているほうが実は暴力を起こさせている、誘発していることも多いのです。

もちろん、DV被害にあう人が悪いわけではありません。

いつのまにか、相手に暴力をふるわせる行動パターンが身についてしまっているからなのです。

妹さんの場合は、やはり専門家に一度相談することをおすすめします。

本人にいくら言っても同じことを繰り返すだけです。

自治体のDV被害相談所でもいいですし、警察でもかまいません。

できれば適切なカウンセリングを受けて、負の行動パターンを修正できるようにしていくことが望ましいと思います。

姉として支えてあげてください。

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村上 爾志乃

村上 爾志乃

村上爾志乃(むらかみにしの)人生相談論考家。【人生上の経験】両親が離婚、定時制高校、通信制高校、自分が離婚、離婚再婚を繰り返したため7回名字の変更、父親が再婚、略奪婚、姉妹絶縁、実子と絶縁、親権剥奪、父親がDV、父親が浮気、流産、元姑がカルト宗教に入れあげ